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更新日: 2019年7月26日

九州南北朝の雌雄を決する戦い「大原合戦」660周年

 朝廷が南北に分かれて争った南北朝時代、騒乱は全国に及びました。
 そして1359年、ここ小郡は九州南北朝最大の合戦「大原合戦(大保原の戦)」の舞台となります。
 その名残は、言い伝えや地名として、市内の至るところに残っています。
 合戦から660周年に当たる今年、地域の歴史を継承し、より地域に愛着を持つきっかけとするため、さまざまなイベントを開催します。
大原合戦 ロゴ

 

大原合戦図屏風
『大原合戦図屏風』
大原合戦の象徴ともいえる屏風。
これは、熊本の日本画家甲斐青萍が大正から昭和初期に描いたもので、郷土史家の柳勇さんが所蔵されていました。2009年にご遺族から市に寄贈いただき、現在は年に1回のみ展示しています。今回は特別展で展示しますので、じっくりご覧ください。

 

大原合戦とは?

 1359年に小郡で起きた、九州南北朝の雌雄を決する戦いのことで、日本三大合戦の一つにかぞえられています。九州の拠点「大宰府」への進出を狙う南朝方(懐良親王・菊池武光が中 心)と、大宰府を守る北朝方(少弐頼尚が中心)。中世の軍記物語『太平記』には、南朝方「八千余騎」、北朝方「六万余騎」とありますが、これは物語の演出である可能性が高く、実際は互角に近い軍勢であったと想定されます。当時の軍忠状※によると、戦いは8月6日の深夜2時に始まり、午前10時頃には南朝方の優勢で終わりました。詳細な記録は残っていませんが、『太平記』では討ち死にが5400人以上に上り、戦いの激しさを物語っています。
  1. 軍中状…中世日本において、参陣や軍功などを証する書類
大原合戦とは?

 

市内外に残る関連史跡


大原古戦場碑(小郡、東町公園内)
 大原合戦を象徴する記念碑で、明治44年(1911年)に建てられました。これと同時に公園も整備されたようで、寄付芳名碑には階段を造ったことや桜を植樹したことが記されています。近くには「大原合戦600年祭記念碑」と、「鎮魂」と刻まれた大原合戦650周年記念碑もあります。

大原古戦場碑

 

高卒都婆(大保、自衛隊駐屯地横)
 1923年(大正12年)に三井郡教育会が建てた「史蹟高卒都婆」の碑。裏面には「大保原戦ニテ戦没セシ将士ヲ埋葬供養セシ所ナリ。今尚此附近ヨリ屡々多クノ枯骨ヲ発掘ス」と彫られています。合戦の戦死者を葬り、冥福を祈るため卒塔婆を立てて供養した場所とされています。

高卒都婆

 

福童の将軍藤(福童 大中臣神社境内)
 大原合戦で深手を負った懐良親王が、大中臣神社に傷の回復を祈願したところ、その加護で全快したことに感謝し、藤の木を奉納したと伝えられます。胸高周囲2m、被覆面積は500㎡にも及び、1970年(昭和45年)に県の天然記念物に指定されています。

将軍藤

 

善風塚跡(大保 大原小学校敷地内)
 大原合戦では、両軍に多数の犠牲者が出たといわれ、それら戦死者を葬ったとされる塚がいくつもありました。大保には3つの塚から成る大善風と、その北側100m余の所に4つの塚から成る小善風があり、現在も一部にその痕跡が残されています。

善風塚跡

 

菊池武光銅像(大刀洗町山隈)
 「大刀洗」の地名は、大原合戦の際、菊池武光が血刀を川で洗ったという故事に由来するといわれています。大刀洗川沿いの大刀洗公園の中に菊池武光の銅像があります。1937年(昭和12年)に建立されたこの銅像は、戦時中の金属供出は免れましたが、大刀洗空襲の際の弾痕が馬の腹などに残っています。

菊池武光銅像
 

イベント一覧

イベント/会場 日時 概要
入場無料
大原合戦出張
パネル展・講演会

岩戸山歴史文化交流館(八女市吉田1562-1)
【パネル展】7月6日(土曜日)~14日(日曜日)
【講演会】7月14日(日曜日)午後1時30分~
九州南北朝の本場である八女市で大原合戦を紹介するパネル展を実施
【講演会】
講師 黒木実馬さん(戦史研究家)
定員 120人
申込み先(イ)
入場無料
特別展「大原合戦展」
野田宇太郎文学資料館

7月20日(土曜日)~8月10日(土曜日)
【展示解説】7月20日(土曜日)
午後1時~
【記念講演会】8月6日(火曜日)午後1時30分~

大原合戦に関連する展示会
博多祇園山笠でソラリアプラザに飾られていた九番山笠「挙旗筑紫武王門」(伝統工芸士置鮎正弘さん、下川貴士さん作)からお借りした「懐良親王」と「少弐頼尚」の博多人形を展示!さらに小郡市出身の刀匠 金田國真さん作の日本刀も展示予定です。本物の迫力をぜひ体感してください。
【記念講演会】
会場 文化会館小ホール
講師 服部英雄さん(九州大学名誉教授)、五條元滋さん(五條家当主の公家・五條家現当主)
定員 120人
申込み先(イ)
申込締切 7月26日(金曜日)
参加無料
ふるさと遊覧飛行
運動公園多目的広場
8月3日(土曜日) ヘリコプターによるフライトで、合戦の舞台を上空から体感
対象 小学生を含む家族3人1組※未就学児は不可
定員 60組180人(要申込)
申込み先(ア)
申込締切7月19日(金曜日)
懐良親王博多人形展
松崎宿旅籠油屋
8月3日(土曜日)~12日(月曜日休)午前10時~午後3時 伝統工芸士2代目西頭哲三郎さんが制作した懐良親王像をはじめとする博多人形の展示会(申込不要)
高卒都婆慰霊祭
史跡高卒都婆
8月4日(日曜日)午前9時30分~ 毎年行っている合戦で亡くなった人の慰霊祭(申込不要)
大原合戦660周年記念式典
東町公園
8月4日(日曜日)午後1時~ 関係者による式典(申込不要)
安部龍太郎記念講演会
文化会館大ホール
8月4日(日曜日)午後2時30分~ 八女市黒木町出身で直木賞作家の安部龍太郎さんによる講演会。
  1. 事前にチケット(1,000円)の購入が必要
チケット販売場所 小郡市観光協会、市役所売店、文化会館
大原合戦記念剣道大会
市体育館
9月1日(日曜日) 大原合戦を冠とする剣道大会(見学自由)
参加無料
南北朝バスツアー
市体育館(集合・解散場所)
9月23日(月祝)午前8時30分~午後5時 南北朝・大原合戦ゆかりの地を巡るバスツアー。小郡市郷土史研究会が案内します。
主な行程 五條家御旗祭り、良成親王御陵墓、大円寺
定員 40人(応募多数の場合は抽選)
申込み先(ア)
  • 申込方法 往復はがきに①イベント名②住所③氏名④電話番号を明記し、申込み。
  • 申込み先 イベントごとに申込み先をご確認ください。
    1. 〒838-0198 小郡市小郡255-1 商工・企業立地課商工観光係
    2. 〒838-0106 小郡市三沢5147-3 埋蔵文化財調査センター
  • 問合せ先 大原合戦660周年実行委員会事務局(商工・企業立地課商工観光係内)
    【電話】72-2111

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