10月5日(火)コロナ禍でも睡眠が重要

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 民生委員・児童委員の研修会に、一般の方にもお呼びかけをした講演会「コロナ禍での心の健康づくり~「いのち」を守るためにできること」を5日、文化会館で開きました。


 講師は睡眠学の第一人者で小郡市ふるさと学術大使の内村直尚久留米大学学長でした。
 内村先生は、コロナ禍による感染の緊張や不安、テレワークなど新たな働き方、ステイホームによる生活の変化、コロナの経済的な影響の生活不安などから、心身の健康に直結する睡眠不足や睡眠の質の低下を招きやすくなっていることが指摘されました。


 良質な睡眠は、脳や身体の休養、免疫機能の増加に寄与します。この免疫機能が働くことが、ワクチンの効果をもたらすため大切と強調されていました。


 コロナ禍の影響により、深刻なケースでは、相談する人がおらず自殺へ導いてしまいます。全国ではこれまで11年連続減少してきた自殺者数が、昨年増加に転じてしまいました。


 周りの方がゲートキーパー(命の門番)として、気づき、声かけをし、専門機関につなぐ、孤立を防ぐことが大事です。
日本では「おはようございます」「おやすみなさい」とあいさつを交わしますので、そのときに「最近はよく眠れていますか?」という気軽な声かけをしてあげてはどうかと提案をされていました。