健康に暮らし続ける10ケ条

 50歳以上の方を対象にした小郡市のはつらつ教養講座の最終回が、1日、七夕ホールで開催され、北海道家庭医療学センターの草場鉄周理事長が「住み慣れた地域で健康に暮らし続けるための10ケ条~家庭医のススメ~」というテーマでご講演をされました。
 年をとると様々な病気を抱えながら暮らすことになりますが、医療や介護サービスをうまく使うことで、健康で暮らし続けることが課題です。
 最初はこんな質問から始まりました。「1か月前からの腰痛で、どこに訪ねるのが良いか?1:整形外科 2:かかりつけ医 3:医大」、正解は2のかかりつけ医、なぜなら腰痛は、骨や筋肉以外からも、尿路結石、膵炎、癌の骨転位などいろんな原因が考えられるために、かかりつけ医に、問診や身体診察で適切な検査・治療、あるいは紹介をしてもらうことが良いとのこと。以下10か条の紹介をしておきます。

 第1条 体のことで困ったら、まずは大病院でなく身近なかかりつけ医に相談
 第2条 TVや新聞、様々な健康講座などで普段から体に関する知識に触れる
 第3条 定期的な健康診断を利用して、自分の健康状態を確認
 第4条 病院の救急外来に慌てて受診する前に、一度かかりつけ医に相談
 第5条 病院を受診する前に必ずかかりつけ医に相談して紹介を受ける
 第6条 医師に伝えたいことは前もってメモして準備し、メモをとる
 第7条 不安や疑問はしっかり伝えて、納得いくまで質問を
 第8条 体が弱ってきたら、施設だけでなく自宅で住み続ける選択肢も考える
 第9条 介護保険の様々なサービスをうまく使いながら住み慣れた環境での生活を続ける
 第10条 健康な町づくりのために一人一人が地域に貢献する

 本当にわかりやすいお話、ご相談できるかかるつけ医の大切さがよくわかる講演でした!