11月17日(日)市外からも注目!油屋でシンポジウム開催

 

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 秋月街道の歴史やさまざまな史跡を知る目的に平成10年に始まった「秋月街道シンポジウム」は、ことし22回目を迎え、小郡市で初めて開催されました。
 会場となった旅籠油屋の2階は、市内外の歴史ファンで、いっぱいとなりました。


 基調講演で、油屋の解体・復原作業の設計・監理を担当した、文化財建造物保存技術協会の東坂和弘さんが、文化財の復原意義について話されました。

 

 使われている木材の年輪からわかることなど文化財が秘める多様な情報を読み取る大切さ、目先の事情ではなく、建物に向き合って復原する目的を考えることや、修理は必ず「破壊」を伴うので、優先して保存する価値を明確にすることなどが指摘されました。


 基調講演のあと、パネルディスカッションでは、古建築の保存活用についての事例紹介が行われ、最後に油屋の説明会が開かれました。


 九州最大級の旅籠建築をどう生かすのか?今後も市民みなさんとしっかりと話し、さまざまな試行を行っていきたいと思いました。
 シンポジウム実行委員会に感謝します!!