1月17日(水)火渡りで心を清めました

 あいにくの雨にもかかわらず、市内外からたくさんの参拝客が集まる中、恒例の如意輪寺の火渡り神事が行われました。
 渡りの行は、仁和3年(887年)京都の金峯山で、毒蛇を追い払うために理源大師が樹葉をいぶしたのが始まりと伝えられる「柴燈護摩」に起源を発すると言われています。
 境内広場の中央に、直径2m、高さ3mほどに積み上げられたヒノキの枝葉を燃やし、その炎の中に僧たちが護摩木を投じ、ホラ貝や太鼓、鉦を打ち鳴らしながら読経を続け、無病息災、家内安全などを祈りました。
 ヒノキの枝が燃え落ちた後の灰の上を、僧に続き裸足で歩き、1年の息災と幸福を祈るもので、仏の「知恵の火」によって煩悩を焼き尽くしてしまうという意味も込められています。
 「火渡り」に私も参加し、市民の皆さんが1年を幸せに過ごしますように願掛けをして参りました。

< 撮影:上野博和カメラマン >