12月1日(日)学習を通した介護者との向き合いが素晴らしいです

 

R1.12.1学習療法実践研究発表.png

 

 

 大川市の福祉法人、道海永寿会が開催した第15回学習療法実践研究発表会を、1日視察してきました。


 この法人は、平成13年から東北大学の川島隆太教授とともに、公文の高齢者用学習プリントを使った「学習療法」に取り組み、全国から注目を集める施設運営を実践しています。
 

 簡単な計算や文章の音読が、前頭前野を刺激して、認知症予防・改善に効果があることが、研究として発表されています。

 

 こうした学習そのものの効果はもちろん、その機会を生かし、ひとりひとりの利用者と、スタッフが向き合い、微妙な体調の変化を察知したり、また、その方のバックグランドに触れることで生活の励みを見つけ出すなどしています。


 介護保険制度創設のときから目標とされてきた、ひとりを大切にするケアの精神の大切さを、あらためて感じることができる発表でした。


 大川市の認知症重症化予防事業としても、この学習療法が位置づけられていて、素晴らしいことです!!