12月22日(日)凌雲先生にとってのことし

 

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 御原まちづくり協議会は22日、生誕地として顕彰活動をしている高松凌雲生誕祭を開催しました。


 生誕祭では、御原小の小学生による献茶や出席者による献花が行われ、高松家の駿一さんが、『夜明けの雷鳴』の取材で、歴史小説家の吉村昭さんが生誕地に訪れたことなどのエピソードを紹介されました。


 ことしは凌雲先生にとって、大事な2つの節目の年でした。
 まず、140年前の明治12年に、博愛精神に則って貧しい人たちを治療するための同愛社を設立しました。
 この設立にあたっては、幹事のひとりに、一緒にパリ万博に渡航した渋沢栄一翁がいました。渋沢栄一翁は新1万円札の顔となり、2021年のNHK大河ドラマの財界から初めての主人公となります。凌雲先生の古希の会には祝辞を述べられたほどの関係です。ドラマのどこかで登場することを密かに楽しみにしています。

 
 そして、もうひとつは、ことしは函館戦争終結150年、終結の前に、お兄さんの古屋作左衛門先生を亡くしています。兄を頼り江戸へ行き、その後の凌雲先生の活躍の道へつなげる、まさに兄あっての凌雲先生であったのです。


 実は私の高校時代のなつかしい通学路である東京の上野・谷中霊園、ここには、徳川15代将軍慶喜公の大きなお墓がありますが、そのすぐに寄り添うように凌雲先生のお墓があり、そのお墓と向き合うように古屋作左衛門先生のお墓があります。

 

 東京への出張では、お墓参りをさせていただいています。