1月31日(金)被災者目線を失わない!

 令和元年度市町村長向け災害対策専門研修「トップフォーラムin福岡」が、31日県庁で行われました。


 第1部の講義では、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターの河田惠昭センター長が、「福岡県における自然災害とその対応」について話し、災害前の減災対策による被害の減少=予防力と、復旧・復興期間を短縮=回復力による『縮災』への努力を行っていくことの重要性を強調されました。


 また、人と防災未来センターの中林啓修主任研究員が、「災害対応における首長の役割」で、目標管理型災害対応を提唱し、「現状認識」「将来の状況予測」「目標設定」「対応方針の決定」「戦略的広報」という具体的なプロセスを示して説明をされました。


 これら講義をもとに、大地震発生シミュレーションで、少人数グループに分かれての意思決定・組織間調整、記者会見まで行う演習を行いました。


 被災状況からの対応を検討する中で、被災者の立場から、必要とされる施策をポストイットで書き出す過程があり、あらためて、災害時の住民の立場から考える重要性を確認しました。


 トップがだめだとすべてだめ、河田センター長の言葉を胸に、日ごろからの心構えを大切にいたします。

 貴重な研修の機会をいただきました。

 

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