のぞみ小20年、新たな時代へ

 のぞみが丘小学校が開校20周年を迎え、10日記念式典が行われました。
 平成11年に開校したのぞみが丘小学校は、開校当時、校歌がありませんでした。そこで校歌の制作を医師で音楽家の本間四郎先生に依頼をしました。
 本間先生は、当時の安部校長から「かしこく豊かにたくましく 21世紀を生きるこどもの育成」という学校方針を聞き、まだ開発されたばかりの地域を見るために、2階の特別教室に上がり、景色を歌詞に織り込みました。
 そうしてできた校歌はほかの学校の校歌と大きく異なる点があります。それは、校名を入れていないことです。理由は、新しく移り住んでできたまちだから、この小学校を単なる子どものための学校ではなく、地域住民の心のよりどころにしてほしい、地域のみんなにも校歌を歌ってほしいという思いがあったといいます。
 のぞみが丘小学校は20年経ち、まさに地域住民の心のよりどころの場となりました。
 PTAや保護者という立場から学校のみならず地域行事に参加し、そうした活動を通して地域デビューした方が地域の活動を先導するメンバーになっていく…のぞみが丘小学校は子どもの学校だけでなく、地域の学校となっています。
 生楽館というコミセンを学校の中に持つ、学校教育・社会教育が同じ場所で行われる学社融合の先進的模範例として、これからの新たな時代を切り拓いてほしいと期待します。