平岡介護福祉専門学校の卒業式が6日挙行され、卒業生の皆さんに、お祝いの言葉を述べさせていただきました。
久留米からスタートした平岡学園の介護福祉専門学校は、当初40名ほどの学生だったのが、介護分野の広がりによって、将来有望な人気職種として関心が高まり、定員100名ほどの学生を集めてきました。
ところが、ここ10年ほどで100名を切るようになり、現在は定員を40名にしているそうです。介護福祉分野の離職率の高さがマイナスの宣伝となり、重要な職種であるにもかかわらず、進路選択としては、学生から避けられてしまっている厳しい状況となっています。
しかし、平岡学園では、少ない人数だからこその丁寧なご指導により、人材育成がしっかりとされています。学園関係者にうかがうと、低賃金重労働という、伝わってくるイメージとは異なり、引く手数多の金の卵という国家資格を持つ卒業生には、安定的な年収を確保できる就職口が多数あるといいます。
卒業される皆さんのこれからのご活躍を心から期待します。また、若い方が介護福祉の分野に進んでもらえるような環境を作っていかなければならないと、改めて思いました。