17日市役議場にて、市長就任式が行われ、職員を前に挨拶をおこないました。
〇就任式あいさつ
市民から信任をいただき、2期目の市政運営、まちの未来を託されました。重責を全身に受け止め、身が引きしまる思いです。
これからの4年間は、後に、市政の大きな変革期と振り返ることになるのではないかと思います。
人口減少・少子高齢化、社会の担い手不足が心配される、いわゆる2040年問題は、コロナ禍により現実的な対応をしなければならなくなりました。
民間では、市場規模が縮小、再編を迫られたり、感染防止のための出勤制限は、働き手不足を先取りする形となり、非接触社会の広がりは、リモートによる決済やコミュニケーションを促しています。私たち 自治体でもデジタル化の大きな動きへ進んでいます。
そんな中、地域マネジメントは、公共と私のベストミックスをどう構築するかが問われています。
この4年間、私は、市民との「対話」を進めてきました。「対話」を通して、多様な考えから気づき、共感しあい、互いの役割・コミットメントを確認していく、市政での大事なプロセスと考えてきました。そして、これからも市民との「対話」を継続していきます。
来年は市制施行50周年となります。市民が育て、創るまちを憲章として、市民が主役となるまちを打ち出していく大きな節目とします。
変化が早く複雑な時代は、誰も答えがわからない状況下です。中長期的な構造変化をしているとき、行政はあやまちを犯さないという前提でいると、現状維持になりがちです。現状維持、変わらないことはそれ自体が大きなリスクを伴うことになります。
政策形成では、前例踏襲を超え、先進事例参照だけでなく、創造的な戦略的思考が必要です。ときには「朝令暮改」の勇気も必要です。
コロナ対策・災害対策、そして、新たなまちへの挑戦に向けて、職員間でも「対話」をしていきましょう。市民と「対話」をしていきましょう!
この大きな変革期に、小郡市役所で働いていて良かった、大変だけど楽しかった、自分はこんなことをやったという、仕事を創り上げましょう!
コロナ禍を乗り越えるにとどまらず、さらにチャンスに変えていくために、みなさんの力が必要です。よろしくお願いします。