6月29日(土)南北朝最大の合戦、その名は?

 

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 大原合戦660年記念行事として、大原合戦歴史講座が29日市埋蔵文化財調査センターで開催されました。


 講師は福岡県地方史研究連絡協議会の佐々木四十臣会長、650年祭でもご講演をしていただきました。
 講演では、当時の鼎立した戦いの構図、足利尊氏や足利直義・直冬、懐良親王に、一色・少仁・大友・菊池・阿蘇と、中央の動きに連動した離合集散の繰り返しについて解説していただきました。


 ところで、この南北朝時代の最大の合戦の名称は何かという話になり、「大原合戦」というのは太平記で使われており、頼山陽は「筑後川の戦い」とあるが、実際に戦った木屋行実という武士の戦い直後に手柄を主張した軍忠状には、「大保原」との記述があることから、大保原の戦とすべきという専門家の見解となっているということでした。


 図書館併設の野田宇太郎文学資料館で、7月29日から行われる特別展では、この軍忠状も展示されます。ぜひご覧になって下さい!!