6月7日(金)体験のない食育は意味がない!!

 エフコープ主催の講演会「食卓の向こう側に見えるもの~だから食育なんだ」が7日、文化会館で行われました。


 講師は、食が映し出す現代社会を報じた連載「食卓の向こう側」を担当した西日本新聞の佐藤弘編集員でした。


 佐藤編集員は、大学生の食事記録から見える問題点、そして、その大学生がさらに親になっていくことでの悪い食習慣の連鎖、主因として、調理方法を知らない、そもそも経験がないことを指摘されました。


 その対策として、各地で取り組まれてきている小学校、中学校での弁当の日を紹介されました。

 ご存じの方も多いでしょうが、自分で弁当を作り、学校に持ってくるという取り組みです。

 

 そこから、食への感謝をはじめ多くの気づきを子どもたちが得ていきます。

 中学生になると、自分と誰かにもうひとつの弁当を作り、手紙を添える…女子中学生が作った弁当をお父さんがいつもきれいに食べておいしかったと言ってくれる、自分が食べて失敗したと思うおかずも、おいしかったと言ってくれる父親の優しさにも気づく。


 本当の食育を、今からでもやれることを考えたいと強く思った時間でした。

 

                          01.png

02.png