6月8日(土)図書館がまちの交流拠点に!

 

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 三市一町図書館協力協議会30周年記念講演会が8日生涯学習センターで開催されました。


 この協議会は、小郡市・久留米市・鳥栖市・基山町の隣接する4自治体の図書館で、利用者登録や本の相互貸借、情報交換、研修会など図書館の運営と発展のために県の枠を超えて協力しています。


 講演会の講師は、猪谷千香さんで、新聞記者、ニコニコ動画の編集、ハフポスト日本語版の創設、現在は弁護士ドットコムニュース記者で活躍されています。
 猪谷さんは、東日本大震災の取材で、図書館の復旧に早く着手されていることを見て、生きていく上で住民の大事な場所とされていることに驚いたことが、図書館取材のきっかけだったといいます。


 講演会では、設計段階から市民が携わり、市民による運営で知られる伊万里市民図書館、駅舎に併設され職員が利用する子どもの名前と顔を覚えているという舟橋村立図書館、SNSで「住みたい」とさえ言われる複合施設の成功例である武蔵野ブレイス、観光施設としてリゾートにある複合施設の恩納村文化情報センター、島内22か所に図書スペースを設ける海士町「島まるごと図書館構想」、図書館を核に、補助 金を使わずに民間の力でまちが形成された「紫波町オガールプロジェクト」などが紹介されました。


 図書館の運営のあり方、目的、まちづくりとの関係、情報社会の中での位置づけなど、さまざまな時代や地域でのとらえ方が反映されることがよくわかりました。