九州が原点の作家をしのぶ

 昨年12月に逝去された直木賞作家・葉室麟さんをしのぶ会が8日、福岡市で開催され、祭壇に献花をさせていただきました。
 葉室さんは久留米市に在住しながら、12年間で60作という多くの作品を執筆され、亡くなる直前まで新聞雑誌などで旺盛な執筆活動を続けられてきました。
 しのぶ会では、発起人の一人である柴田西日本新聞社長が、久留米で新聞記者時代に特ダネを抜かれたというエピソードを披露、また、小川知事は「葉室さんの作品は、登場する主人公たちの凛とした生き方と、葛藤しながらも自分の信念に従ってできる限りのことをするというところが大好きです」とあいさつされていました。まだ66才というお年でしたので、とても残念でなりません。あらためてご冥福をお祈りいたします。