熊本地震被災地で共助の大切さを

 熊本地震の被災地、益城町を11日、区長会の皆さんと訪問し、地域の方々にお話を聞きました。
 訪れたのは、益城熊本空港ICと御船ICのほぼ中間で、熊本市に接している益城町の東無田という集落で、地震による倒壊で、122戸の家屋が、40戸になったといいます。
 被災後は、避難所となった総合体育館まで3~4キロと離れているため、地域で炊き出しを行いました。
 担ったのは、消防団とOBで、声かけ救出活動、そしてすぐに空き巣パトロールを行い、その後、毎日朝夕の炊き出し活動を行ったといいます。
 また、こうした共助に加えて、復興で大切なのは「受援力」と強調されていました。
 「受援力」とは、ボランティアを受け入れる力で、被災地の外から集まるボランティアの人たちは被災地の土地勘はもちろん、被災地が求めているものが何かもわからないものです。被災地側から、どのような状況なのか積極的に伝えることが大切ということでした。
 避難者用の仮設住宅は、再建が難しいという住宅密集地の空き地になるべく建設することで粘り強く行政側と交渉し、地域が過疎化することを防ぐようにとがんばっている皆さん、地域を守るのは自分たちしかないという強い思いに触れる貴重な時間となりました。