薩摩街道松崎宿と西郷どん

 明治150年記念講演会「西郷さんと薩摩街道松崎宿〜旅籠油屋の復原と活用〜」が14日、埋蔵文化財調査センターで開催されました。
 はじめに、鹿児島県歴史資料センター黎明館の内倉昭文学芸課長さんのご講演があり、松崎宿を通行した可能性のある薩摩藩の参勤交代がおおむね80回ほどあり、西郷どんは藩主島津斉彬の江戸参府のお供のときに、松崎近辺でペリー再来航の報に接したことなど、松崎宿を通過したであろうことを説明して下さいました。
 討論会では、小郡市の歴史を守る会の磯部会長、松崎区の松尾区長、福岡県文化財保護課の田上稔課長技術補佐、市文化財課の柏原孝俊課長が、「これからの旅籠油屋の活用について」それぞれの立場から思いを語られました。磯部会長はおひな様展示でのこれまでの活動、松尾区長は地域の祭との連携、田上さんは、県内のさまざまな歴史的な建造物の活用事例紹介、柏原課長は民具の活用、講演に引き続きコメントをいただいた内倉課長からは、歴史を結ぶ地域一体としての学びの場としての展開などの提案がありました。

 田上さんが最後に歴史のまちづくりにむけて心得5か条を紹介していました。
 1みんなで町をしらべていいとこ探し
 2できることからはじめよう
 3ぼちぼち、のんびりと続ける
 4人材は町のたから
 5とにかく楽しくやる!!

 磯部会長が提案されていましたが、まずは鍋談義で、みんなで楽しく語らいたいですね。