歴史実感のおもしろさでした!

 九州歴史資料館の博物館こども古代体験推進事業・大宰府史跡発掘50年記念の「古代体験まつり」が、4日開催されました。
 糸島市・宗像市・八女市・太宰府市・小郡市の5つの博物館や埋蔵文化財センターの古代体験が一度に体験できるイベントでした。
 太鼓の胴の形をした壺へ矢を投げ入れ、勝負を争う、中国の周の時代に宴会の興として始まり、奈良時代に日本に伝わったという投壺(とうこ)体験や、木製の槌をつけた木製の杖を振るい、木製の毬を打つ遊びのぎっちょう体験、石包丁や土笛、印鑑、組紐作り、弓矢や鋳造体験と、子どもたちが真剣に取り組んでいました。
 また、バーチャルリアリティの大宰府再現の体験では、当時の大宰府がはるかに想像を超えるスケール感を持つことや、詳しい建物の配置などがよくわかるものでした。
 歴史の世界を、建造物を復原するなどその場所に残すことの大切さと、その一方でどうしても残せないもの、再現できないものは、こうした新しい技術により後世に伝えていくことができると、あらためて思いました。