20日、小郡小学校の4年生と出前トークを行ってきました。テーマは「みんなにやさしいまちづくり」。
最初に、クラスごと6~7グループに分かれて発表。ほかのクラスの子に自分達が学習したことを発表します。発表に向けて「市役所や道路を見学するフィールドワーク」「車いす体験をはじめとするいろいろな体験活動」「聴覚障がい者や車いすでの生活をしている人達との意見交換」などを行ってきました。
市役所、学校、道路といった公共施設で気づいたこと、不自由を感じている人への安心などについて、壁新聞、写真、手作りの点字、寸劇などいろいろな方法で発表。どのグループもはきはきと立派で、小学生とは思えないプレゼン力でした。
全クラスの発表が終わったら、意見交換です。「市長は小郡市をどんなまちにしたいですか」「みんなが笑顔になるためにどんなことをしていますか」「いじめや嫌がらせをなくすための取り組みはしていますか」など、みんなにやさしいまちづくりに向けた質問がありました。
さらに意見として、「音の鳴る信号をつけてほしい」「車止めのある門は、車は通れないが車いすはとおるスペースは開けておいたほうが良い」「耳が聞こえづらいかたのために、文字による案内表示がされる電光表示板が市役所などにはあったほうがよい」などいろいろな提案がなされました。
みんなのまちや学校・市役所で誰にも優しくしようとする工夫を見つけ出す観察力と、それをわかりやすく伝える発表、そして、どうしたらもっと優しいまちができるかという素晴らしい考えに感動しました。
工夫が足りないところ、間に合わないところがたくさんあります。みんなの優しい気持ちでうまくカバーしてほしいです。
また、今回、市役所見学で学習した筆談ボードですが、学校にもあった方がいいと、見学から戻るなり、校長先生に提案し、学校にも置かれることになったそうです。この実行力もこれから伸ばしていってほしいです。
出前トークで、小郡の子どもたちの素晴らしさに改めて気づくことができました。
小郡小学校4年生の皆さん、ありがとうございました。