9月23日(水)自衛隊があらゆる危険から国民を守る!

 陸上自衛隊小郡駐屯地の北島団長から23日、最新の防衛白書を基に自衛隊の活動についての説明を受けました。


 ことしは防衛白書刊行50周年、表紙は令和の由来にちなんだ梅のデザイン・カラーです。
 日本を取り巻く安全保障環境、体制などが網羅され、陸・海・空という従来の領域だけでなく、「宇宙」「サイバー」「電磁波」といった新たな領域への対処も重要になっていることが示されていました。


 新型コロナウイルス対策では、中国・武漢から帰国した邦人の対応、千葉のホテルでの食事の配布などを行っています。
 そして、ダイヤモンドプリンセス号における活動では、民間のドクターがなかなか集まらない中で、自衛隊の医官や看護師などの資格を持っている予備自衛官も動員され、最前線の対応にあたられたそうです。


 その後の市中感染拡大防止や、空港での水際対策など、検疫支援や民間宿泊施設のスタッフに対する教育支援、自衛隊中央病院での患者受け入れなどを実施されました。
 新型コロナ対策の中で、危機対応の基本を示されてきたことに、あらためて感謝と敬意を表したいです。


 災害派遣では、昨年の大雨による佐賀・大町町での油流出の対応のため、海の油処理のノウハウに、空の物資空輸、陸の孤立者救助活動とそれぞれの力を集結。


 房総半島台風では、停電が長引く千葉で、復旧作業の遅れの原因となっていた倒木除去を行うとともに、被災家庭では、高齢者世帯のブルーシート張りまで行いました。


 東日本台風での災害派遣においては、自衛隊がこれまで給食支援を各地で行ってきた中で課題となっていた、食物アレルギーに配慮した支援をされたことをうかがいました。

 避難所でアレルギーが心配で、食事を摂れなかった避難者のために、食材情報や使用した調味料の袋・瓶などを配食場前に置いておくだけで、判断ができるということです。


 自衛隊駐屯地を持つ自治体として、このような活動を誇らしく思い、多くの市民にも知ってほしいと思いました。

 

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