9月25日(土)文学散歩70年記念です

 小郡市出身の詩人で編集者である野田宇太郎先生のご功績のひとつとして、「文学散歩」というジャンルを確立されたことが挙げられます。
 「文学散歩」は、各地の文学にゆかりのある地を実際に歩き、紀行文としてまとめたものです。


 終戦直後、空襲などで荒れ果てた東京で、文学にまつわる記憶が失われてしまう危機感から、野田先生が「文学散歩」として新聞に連載し、テレビやラジオで紹介されるなど人気を博しました。


 現在、野田宇太郎文学資料館では、「『新東京文学散歩』刊行70周年記念 野田宇太郎が遺した文学史の道標」企画展が開催されています。12月21日までです。


 11月20日には、記念講演会「『背に回った未来』を語る~景観と風景をめぐって」が開かれ、講師に北原白秋生家・記念館の大橋鉄雄元館長をお迎えします。
 野田宇太郎先生の偉業に触れてみてください。