協働とは…

 地域づくりと協働についての職員研修会を8日行いました。
 講師は高崎経済大学・地域政策学部の櫻井常矢教授で、「市民協働による自治体経営を進めるために」というテーマでの講演でした。
 高齢化・人口急減、自然災害、子ども安全、介護(予防)、環境保全、生き方探し…行政だけでは対応・解決できない、地域のくらしに難しい課題が増えてきました。
 こうした中で、課題解決のために協働が各地で制度化されてきました。
 市民協働のプロセスとして、住民ニーズや地域課題に対して、話し合いを重ねて役割分担を行い、課題解決のための事業・活動を行い、評価・振り返りを行います。
 協働は手段であって、結果ではないと、櫻井教授は強調されていました。
 協働のプロセスにより、行政としては前例がない、あるいは予定してなかった役割を求められることもあり、市民は自発的な課題解決力をつけていく。
 何をやるかではなく、理念=地域のあり方を基にどのように進めるかということを話し合う中で、市民と行政がお互いの役割(仕事)を発見・見直していくことこそが、協働であると説明されました。
 地域課題の共有で「地域(住民)も変わる、行政も変わる」櫻井教授の言葉に、協働セカンドステージへの思いを確認いたしました。

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