第4回おごおり防災セミナー「自治会の防災活動のすすめ方」が17日、あすてらす視聴覚室で開催されました。
おごおり防災士会、三井消防署のご協力で、市内防災研修では最高水準のプログラムが組まれました。
はじめは阪神・淡路大震災で問題となった「災害対策のジレンマ」によって、災害時の脳トレ。
大地震時に近所の木造家屋の1階が崩れ、80才夫婦が見当たらないが、すぐに家の中に入るか?
避難所で毛布が足りないが、テレビ中継でそれを訴えるべきか?
正解のない災害時判断に、グループの中でそれぞれが自分の考えを伝えあいました。
そして、参加者は、災害時の自主防災組織で求められる対応を疑似体験しました。
架空の市内行政区で、災害本部・情報収集班・救出救護班・避難誘導班に分かれて、時々で変わる状況での課題に対応する訓練です。
課題に対応することは大変と思いますが、こうした疑似体験により、災害時にどのようなことが必要となるかイメージすることができたことの意義は大きいと思いました。
大きな災害になればなるほど、公助が地域に届きにくくなります。それぞれの行政区で、防災の準備を進めるきっかけにしていただけることを期待しています。