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更新日: 2022年2月4日

大保池のオニバス群集及び水生生物群集(市指定天然記念物)

23.大保池のオニバス群落及び水生生物群集(市指定天然記念物)

 平成29年9月、市内在住の高校生から「絶滅危惧種のオニバスが大保池に生息している。」との連絡が市に寄せられ、オニバスの生育調査を開始しました。
 平成30年の調査では、大保池の全域にわたってオニバスが120株ほど生育していることを確認しました。1株あたり十数枚の葉がついており、県内の他の生息地と比較し、非常に良好な状態でした。また、オニバスの他に、希少植物(ツクシオオガヤツリ、イチョウウキゴケ)や昆虫(ミナミメダカ、ドジョウ、コガタノゲンゴロウ、ウスイロシマゲンゴロウ、コオイムシ)等が生育しており、環境そのものも高く評価され、市の天然記念物に指定し、その保全を図ることとなりました。
 オニバスは、池・沼に生息する8月から9月が最盛期の1年草です。葉の表面に鬼の角のような突起を持ち、これが何度か生え変わりながら最大で直径1.5㍍から2.0㍍まで成長します。9月から10月には水上に紫色の『開放花』と、水中に緑色のつぼみ状の『閉鎖花』を咲かせます。
 オニバスは、毎年発芽するとは限らない植物ですが、これからも咲き続くことを願います。

大保池のオニバス群落.JPG


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